2歳からのトイレトレーニングの進め方。

「つらい」「できない」にならない 無理のないトイレトレーニングの進め方

今までオムツで自由な時間に自由な場所でおしっこをしていた子供。
なかなか上手にできなくてもそれが普通です。
その「なかなか」が一ヶ月以上続くことも普通です。
大人でも、初めて覚える物事には、知識に加え反復練習を繰り返さないとなかなか上手くいかないのですから。

1、おしっことは何か、どこですれば良いのかの知識を教えます

トイレ絵本やDVD、トイレしつけ用玩具などを使って、おしっこ、うんちはトイレでするものだと教えます。
楽しく明るく、トイレでのおしっこが楽しみになるように教えて上げてください。

「おしっこはどこでするのかな?」と尋ねられて、 子どもが「トイレ」とお返事できる、もしくはトイレの方を指差せるぐらいの理解が必要です。
おしっこ(尿意)を親に伝えられるようになるのは次の段階ですが、
「おしっこがしたくなったら何て言うのかな?」「トイレ!」も理解、言えるようになっている必要があります。

2、おしっこのお手本を見せる

大人が実際にトイレでおしっこをしている様子を見せることは何よりおしっこを理解させることができます。
これがおしっことだよ、トイレでおしっこをすると気持ちがいいよ。
お父さんもお母さんも、み~んなトイレでおしっこをするんだということを見せて教えてあげてください。

同年代のトイレ姿が刺激になることも
友人の子供や保育園など同年代の子供がトイレでおしっこしている姿を見ることは、
大人がやって見せるのとは少し違う刺激になることも。
なかなか上手くいかない場合、お願いできる相手や環境があれば試してみるのも手でしょう

3、トレーニングパンツであえて漏らさせおしっこを体で実感させる

時間や心に余裕のあるときに、トレーニングパンツで過ごす時間を混ぜていきます。
当然、最初はトイレに行けるはずがなく漏らしてしまいますがそれがこのステップの肝です。
実際に漏らさせて、漏れた際の不快感を感じさせ「わあ!よく出来たね!これがおしっこだよ!」と教えましょう。

次に事前に親子で共有したおしっこの知識が生きてきます 。
「おしっこはどこでするといいのかな?」「トイレ」「そうだねえ!次はトイレでできるようにがんばろうね!もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だもんね!」 と親子で確認していきます。

「じゃあ、残ったおしっこがないかトイレでがんばってみよう」とトイレに座らせます。
当然出るわけはないのですが、こうやっておしっことトイレを実体験として結び付けていくのです。

パンツや床をおしっこで濡らしてもまったく気にしない場合、
その子はまだトイレトレーニングをはじめるには早すぎるかもしれません。

お風呂でおしっこをしてしまった場合にもチャンスですよ!
叱らずに「わあ!よく出来たね!これがおしっこだよ!」ととにかく明るく教えましょう。

絵本などで知識として理解していてもいきなりトイレでおしっこできるなど無理な話です。
むしろ、早い子でも3ヶ月はかかりますのでとにかく気長に!
お漏らしの処理が大変で焦ったり、子どもがどうにも非協力的で焦ったりしますが、
とにかく最初の一ヶ月は笑顔で!がんばろう!という心構えが大切です。

4、できないのが当たり前! 3ヶ月はかかるんです。気にやまずに根気よく!

次は、ことあるごとにトイレに座らせます。
朝起きたとき、ご飯の後、飲み物を飲んだ後・・・。
事前のおしっこから2時間以上経過した上で、お母さんの手があいたらどんどん座らせていきましょう。
そして偶然にもおしっこが出来たらオーバーリアクションで褒めてください。

とはいえ、なかなかできません。
トイレトレーニングをはじめて1、2週間経った頃、
「いったいいつまでこんな事を続けないといけないんだろうか。」
「はたして、うちの子はできるようになるんだろうか。」
「もうイヤだ。できるようになるまで付き合ってあげる事ができるだろうか。」 という気分になるかもしれません。

でも大丈夫です。今だけなんです。
いつまでもトイレができない子はいません。 同じように、すぐにできる子もいません。
その事で子どもを責めたり、あなたがつらい気持ちになるのは今日がもったいないですよ!

トレーニングパンツを濡らしてしまっても、 「お~。おしっこでたねぇ」とおしっこを教える良いチャンスだと取り、 パンツにすると気持ち悪いねぇ次またトイレでがんばろうね!と笑ってあげましょう。
たとえそれが何十回目だとしても・・・。

心に余裕がない日は、定期的にトイレに連れて行くことだけをこなし、
パンツはお休みしてオムツで過ごしてもかまいません。
根気よく長く続けられるように、親が先に参ってしまうことのないように適度に楽もしつつ進めましょう。
3~6ヶ月、毎日漏らされ、それでもめげずに教え、トイレに連れていくのは正直大変です。

» トイレトレーニングの進め方2



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