「そろそろ初めてのトイレに挑戦しようかな」
「トイレトレーニングがまったく上手くいかない。つらい…。 」
どちらの場合でも、まずは子どもの心と体の成長具合が、
トイレトレーニングできるまで成長しているのかチェックしましょう。
子どもの成長度が足りないうちのトイレトレーニングは、親子共に長くつらい時間にしかなりませんよ!
【体の成長】
1、一人で立って歩ける(身体機能の発達)。
2、おしっこの間隔が2時間以上あけられる(膀胱の発達)
3、おしっこをしたいという感覚(尿意)を感じることができる(脳の発達)
4、おしっこを漏らした際に不快感を感じることができる(脳の発達)
中でも、膀胱と大脳の発達は大切です。
膀胱の発達が十分でないと、膀胱はおしっこがある程度溜まると意思と関係なく反射的に排泄してしまいますし、
大脳の発達が十分でないと、おしっこをしたい、するという感覚が理解できません。
【心の成長】
1、「おしっこ」とは何を指す言葉なのかを理解している
2、おしっこはトイレでするものだと知識として知っている
3、自分の感覚を言葉にできる(「いたい」「ねんね」「おなかすいた」等)
4、その言葉を親に伝える意思がある、単語でやりとりができる
上の条件を満たしていない場合、どれだけ頑張っても子どもがトイレでおしっこをすることができません。
まだしばらくはトイレ絵本を楽しみながら子ども自身の成長を待つのが良いかもしれませんね。
トイレでおしっこをするには子ども自身が、
・おしっこに気づけ、
・尿意を我慢でき
・トイレに着いた後におしっこできる
ことが必要です。
そして、成長には個人差がありますが、2歳半にはほとんどの子どもが心と体の発達条件を満たします。
ですので、トイレトレーニングは2歳を十分に超えてからはじめるのがおすすめです。
また、トイレトレーニングを初めてからも3ヶ月〜6ヶ月のトレーニング期間が必要ですので気長に取り組みましょう。
(※1歳からのトイレトレーニングは、つらく苦しいトレーニング期間が長くかかるためお勧めしません。)